実はこれ、お寺の本堂の天井なんですよ。
Mr.青木の翌日観光、昨年女子会トークでご一緒した上田市博物館学芸員の、
山嵜さんを巻き込んで(最近結婚されたそうです。おめでとうございます)、
次は鳴竜寺という別名を持つ、妙見寺にやって来ました。
暑いし、雁金をどりで思いがけなく体力を使い果たしてしまうかもしれないから、
翌日観光はメニュー少な目にして~とサインを送っておりましたが、
朝お迎えに来た山嵜さんは、お寺を二軒巡る気、満々です
特に、この妙見寺のご住職は、市の職員、つまり青木さんや山嵜さんのご同僚が
お勤めになっているとのことで、
一回は見てみた~いとお二人は切望されていたようでした。
私は、前夜の打ち上げ終了が翌日の日付になっておりましたので、
そんなにお酒は入ってなくても、やはりスパルタ雁金のリバウンドはなかなかのもので、
正直、温泉だけでよかったのですが(あ、③のネタバレ笑)、
お二人の体力と気力につられて、気がついたら
「行きましょう、行きましょう」と桃太郎の童謡の三番目(適当に言ってます)を口ずさんでいた次第です
とにかく、この妙見寺の見どころは、この天井に施された「鳴き龍」です。
この絵の真下でパンと手を叩くと、上で何とも言えない共鳴音が響き、
それが「まるで龍が鳴いているように聞こえる」とのことで、有名になったそうです。
この「鳴き竜」、日本に3か所しかないそうで、
ひとつが日光東照宮、もう一つが京都相国寺法堂(だったかな?)だそうです。
頭がぼんやりしていた私は、つい「あの、龍は想像上の動物と言われていますよね。
その龍の鳴き声に似てるとは、誰が言い出したものなのでしょうか?」という、
きわめて無粋な質問をご住職に投げかけていました
ご住職はとても丁寧に答えてくださいましたが、
まあ、私としては、
「長野さん、龍というのは昔は本当にいたんですよ」というような答えを期待していたんですね、本当は
この音色は本当に神秘的で、またもっと不思議なのは、結界の外に立っている者には、
それがまったく聞こえないことです。
ですから、青木さんが上を見上げながら、飽きずに手をパンパン叩いている様子は、
外から見ると、子供が遊んでいるようにしか見えませんでした
そして待ちに待った昼食
案内されたのは、「清水屋」さんというお蕎麦屋さん。
ここの十割蕎麦のおいしいことと言ったら…よだれ
お漬物もみんな美味しくて、虜になりそうでした
「おこうさん」と奥でひそひそささやき声が聞こえたので、
待ち構えていましたら、案の定「サインをお願いします」。
しかし、出て来たのは、墨とすずりでした
初めての経験です
ちゃんと墨は摺ってあって、筆にもつけてありましたが、
せっかくですので、ここはひとつ形だけでも墨を摺り、
姿勢を正して、筆をおろし…
ま、こんなもんでしょうか。