お暑うございます
あまりに毎日暑くて、このブログも更新停滞中…。
今日は「これではいけない」とばかりに、
調子の悪いパソコン部屋のエアコンを働かせて書いています
さてさて、途中で止まっていた、「ミステリーハンター第3回目」、
かれこれ四半世紀前の話です(笑)。
3度目の出演のこの回のテーマは「大恐慌時代のアメリカ」でした。
大恐慌は1929年に起こったのですが、
それ以前のアメリカの空前の好景気と文化、禁酒法時代のこと、
そういったものにからめて、紹介や設問がされていました。
私がこの撮影で覚えているのは、
番組内でチャールストンを踊ったこと、
ヘリコプターでニューヨーク摩天楼の上を飛びながら台詞をしゃべったこと、
ある事情で、初めてNGを連発したこと、などでしょうか。
驚きなのは、2017年の今、「チャールストン」を検索すると、
「ヒップホップダンスの基本」となっているではありませんか
そうだったんですね~
この撮影のために、日本であらかじめ、
チャールストンダンスのレッスンをして臨んだのですが、
現地であらためて、アメリカのダンサーさんたちと振付を覚え、
昔マイケル=ジャクソンなどのPVでよく見た、V字型の頂点に立って、
つまり、アメリカ人ダンサーを従えて踊ったのでございますよ
しかも衣装はモガですよ
(あの、「ダウントン・アビー」後半のメアリーたちが着ているような衣装です)
そしてその衣装のまま、ダンサーの一人の男性と外に出て、
ニューヨークのスクランブル交差点で、組んずほぐれつ、
恥ずかしげもなく踊りました
もう、誰が何を思おうが関係ない世界、特にニューヨークには大道芸人も多く、
変わった人も多いので(?)、道行く人は全く気にもとめていないようでした(笑)。
ヘリコプターの撮影は、さすがに怖かったですね~
ばばばばばというあの音の中、声を張り上げて台詞を言うのですが、
噛みそうになったり、声が震えたり、あげく顔もひきつっていたらしく、
結局その映像は使ってもらえませんでした 残念
それから、一番長い台詞、これは「さて、ここで質問です」という、
あの肝心なところでしたが、この時、後ろで臨場感を出すために、
アメリカ人女優さんに英語で演技をしてもらっていたのですが、
普段、静かな劇場の中で演技をしていた私、そんな環境が気になって、
生まれて初めてNGの連発、5~6テイクくらい撮ったかと思います。
テレビ番組、特にこのようなレポーターなどは、
台詞があらかじめある中で、その変更もしょっちゅうですし、
すぐにその環境に馴染んで、アドリブができるくらいの臨機応変さが必要で、
舞台が中心の私には、とにかく目まぐるしい仕事でした。
その上、衣装の管理やら、ヘアメイク、
睡眠時間や栄養やらの10日間滞在中の生活の管理、
すべて自分でコントロールし、なおかつ周りに気を配り、
そのクルーで仲良くやっていく、というのは、誰にでもできることではないと
痛感しました。(ですから長くレポーターを続けている方は尊敬しています)
それでもこのお仕事は大好きで、たとえ3回でもやれてよかったと思います
機会さえあれば、今でもやりたいお仕事です
そのためには体力が必要
暑くてふうなんて言ってられませんね
(探したのですが、写真が見当たりませんでした~)