さてさて、「世界ふしぎ発見」のミステリーハンター、
第2回目は「中世の大学について」でした。
どんな問題があったのか、とんと忘れてしまいましたが、
確かイギリスはオックスフォードとケンブリッジ、
パリやフランスの田舎町にも行ったと思います。
写真がいかにも古くて、
もう誰だか分からないくらい昔ですが(笑)、
私にもこんな時があったのですね。
中世の質問の時にこんな格好をさせられたかと思えば、
男性の服装も、もちろんさせていただきました(笑)
思い出す失敗は、中世の頃と同じように、
羽根つきペンをインクに浸して、飾り文字を書く職人さんの取材です。
もう重要文化財的に数少なく、技術も重宝されているという方を田舎に訪ね、
やぎの皮のような紙に実際に書いていただき、
次に「では私もやってみます」と言って挑戦するわけです。
ここは普通、やってみてうまく行かず、
「やっぱりすごい技術なんですね」となるところですよね。が、
元来、こういうのが大好きな私は、もう必死になって
その方の真似をし、それがまたそこそこうまく書けちゃったりして、
後でディレクターに怒られました。
「なんでもっと下手に書かないかなあ」って。
こういうところ、私は本当に世辞に長けていないというのか、
人を持ち上げることを知らないと言うか、
へんなところで頑張っちゃったりして、分かってないのです
大人になった今ではすごく反省するのですけど、
そういう性格だったんだから仕方ないですね
この性格のおかげで、前半たっぷり40年くらい()苦労しました
もうひとつ。
これは、一日ロケでたっぷり光線を浴びたので、
ほてった顔にローションパックをしているところですが、
この様子を見て、
それまで私に、「自分がディレクターになったら
アフリカに行ってフンコロガシをテーマにやるから
長野さんに是非フンコロガシを着て出てもらいたい
長野さんには体を張っていろいろやってもらいたい」と
熱く語っていたADさんが、日焼けなんぞを気にしている女優とは
仕事ができない、と私を見限った瞬間だったようです
……
……
お仕事をつなげるのは、本当に難しいですね~
でも、フンコロガシにはあまり食指をそそられていなかったので、
ちょっとほっとしましたが(笑)。