きのうは変則的な時間の「真田丸」でしたが、ちゃんと見ていただけましたかはてなマーク

 

もし忘れても大丈夫。土曜日もあるし、オンデマンドも。

 

現代日本は選挙という政治事で一日大騒ぎの日でしたが、

ドラマの中も様々な人が様々な形で揺れ動いていましたね。

 

信幸さんが珍しく、大好きな弟にめちゃくちゃ怒っていました。

それから妻にも珍しく、きっぱりと物を言っていました。

 

おこうと夫婦であった頃は、彼の年齢や立場的なものもあるでしょうが、

あんなふうに居丈高に話したりしなかった(と思います)。

 

病弱おこうに言っても仕方ないってところもありますから(笑)、

信幸はおこうといるだけで慰められていたのかもしれません。

 

でも、時代は変わったんですね。

真田家の中も。

 

思い通りにならない気の強い妻と、

自分より世間的に活躍している(ように見える)弟の存在によって

信幸の中の武将としての核が刺激されたのかもしれません。

 

そしてそれは必要必然だったのでしょう。

 

そう考えると、稲同様に、今では妻ではないおこうも信幸にとって必要欠くべからざるもの。

 

信幸・稲夫妻のクッションとなり、ひいては真田家を陰から支える人となり、

敷居という一本線を自在にまたいで、意見も叱咤もしてしまう存在。

 

ポストおとりとまで言われているようですが(笑)、

「真田丸」的にはそれはやがて小松姫が担っていくのかもしれません。

 

でもそうなった時にも、本多忠勝の血を引く姫と、真田の里から生まれたゴッドマザーはそれぞれ強さの色合いも違うから、支え方も違っていいのかもしれませんね。

 

実際、あのシーンはやっていて、おこう自身が励まされる気がしました。

おめでたいことですけれど、

「ご存じなくとも、あなた様よりもっと辛い思いをしている者がおりまする」

って言う時、おこうは自分のことを思って言ってなかったんです。

 

おこうのことに見えるように書かれたものとは思いながらも、

そんなふうに自分の宣伝をするのは気が引ける、てな気持ちでした。

おこうってそんな人です。

(私は違います。笑)

 

むしろ、「奥方様の帰る先は、ここよりほか、どこにもありませぬ」は

稲に言いながらも、自分もそうなのだ、とどこかで思っていました。

 

(しかし、こんな演者の独り言は、「真田丸」を愛する皆様にはどうでもいいことですね。見えたものがすべてですよね。分かっているつもりです(笑)。)

 

さてさて、次週もおこうはその立場からは、普通はあり得ない行動をとります。

それがスタッフさんに言わせると、「○○の○たち」みたいだった、と。(映画)

 

まったく分かりませんよね(笑)。答え合わせは1週間後に。

 

27話の木村隆文監督と。リハーサル室にて。