昨日の続きです飛び出すハート

小さな命を慈しみ
愛することで
私の心は
癒されていきました




あんなに死にたかった
私の心は


ふたたび
生きる喜びを
感じるようになりました





そして
家にこもっていた私を
引っ張り出してくれたのが


私が顧問をしていた部活動の
卒業生でした






「先生、
実は私も
そうなんです」






自身の精神疾患を明かしてくれて

私たちは
あてもなく
一緒に散歩をするようになりました






元先生と元生徒

精神疾患、後輩と先輩

いろんなことを話しました




私たち
ともに戦う
仲間だね

一緒に頑張ろうね


自然の浮力に
身を任せ

ゆっくりゆっくり
絶望の淵から
浮かび上がってきたのでした




「水に浮かんでる
鴨がかわいいなぁ」




「わかります!」





何気ない会話を交わしながら


この日々の意味を
見出す時が

いずれ来ることを
期待する

秋の日



(続きます)