前回の続きです飛び出すハート




あ、楽しい

やりがいとか

生きがいとか


きっとこういうもののことを

言うんだろう






やっぱり私は教師の仕事がしたい 







「先生に

ずっとこの学校に

いてほしい!」






そんな生徒の言葉に励まされながら
長い浪人期間を終えることができました 








時は経ち





「さとみ!(呼び捨て)
がんになったって聞いて!


お見舞いとかしたことないけど
来ちゃった!!」





入院病棟には

大人になったあの時の生徒たちが
私の顔を見に来てくれました






嬉しかった






卒業して

関わりがなくなっても





先生のことって

ずっと想い続ける

じゃないですか




あの時楽しかったよな、とか
あの時はムカついて反抗したよな、とか
友達とか家族とも

「あの頃」を思い出して

ずっとずっと話し続けるじゃないですか






私も誰かの
そんな存在になりたいなと思い






私1人の単身赴任という形で
2人の家から遠く離れた場所に
赴任することを決めたのでした


それは間違いじゃ
なかったのか?



入院生活を経験して
懐かしい顔を見て
やっとその答え合わせが

できた気がしました







自分の子どもと同じように
生徒を愛そう


私が信じた人生は

きっと間違ってない