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がんになってから
一番折り合いがつけられなかったのは
間違いなく
自分の気持ち
どうして、
私が？
何が悪くて
34歳でがんに
なってしまったのか
あの人も
この人も
健康で
結婚して
子どもを産んでいる
私の何が悪かったの？
答えが欲しい
納得できない
私だけなんて
納得できない
答えが出ない問いを
自分に投げ続け
精神的にすり減る日々が続きました
私のがん告知は
「3年間担任をしてきた
いまの生徒を
卒業式で送り出したら
そろそろ自分たちの
子どもが欲しいね」
そんな話をしていた
矢先の出来事でした
私が『普通』だったら
叶っていたはずの未来が
音もなく崩れ去り
何を目標に
生きたら良いのか
本当に
わからなくなっていました
診察の日
どうしてもこの感情を抑えきれず
主治医にこんな質問をぶつけてみました
私「先生
私は健康にもそれなりに
気を遣っていました
紫外線のケアも
人一倍頑張っていました
それなのにがんになったのは
正直なところ納得できていません
私の何がいけなくて
がんになったんですか？」
