がんの患者会には
いろんな種類があります
がん種
住んでいる地域
そして年代別
私が4年間
お世話になっているのが
AYA世代の患者会です
AYA世代についてはこちら
がん種はちがっても
若い世代同士で
病気のことや
仕事のこと
将来のことについて語る
私にとっては
大切な大切な場所のひとつです
がんに罹患して
10ヶ月くらいしたある日
突然
お風呂に入れなくなり
食事が摂れなくなり
夜眠れなくなり
1から10までの
数が数えられなくなりました
しばらく続く治療のことや
2つのがんがあること
そして単身赴任生活で
相談できる相手が身近にいなかったこと
それらのことが重なって
私は鬱病を患いました
緩和ケアの看護師さんに
大至急
病院に来るように
電話で諭され
単身赴任先から病院へ
5時間の旅路の途中
初めての
AYAがん患者会に参加しました
「え、
それウィッグなの?!
地毛みたい!
可愛い!
見せて!!」
私が素敵だと思うウィッグを
褒めてくれた
「仕事しんどいよね〜
私も休みどきがわからないこと
よくあった!!」
「僕も脳腫瘍あるけど
治療しながら仕事行けてますよ」
私はずっと、誰かと
こんな話をしたかった
大丈夫ですか?
と気を遣われるだけじゃなくて
私も仲間として
フラットな関係で話がしたかった
がんになってから
こんな風に語れる場所は
どこにも無かった
「今日のスイーツは
桃のシャーベットです🍑」
オシャレなカフェで
可愛いスイーツ
温かいコーヒー
気が置けない仲間たち
あー!!
五臓六腑に
しみるわ〜!!
人生で初めて使う言葉だけど
多分こういう時に使うんだろう
「ま、しんどいこともあるけどさ
私たち
生きてるだけで
花丸だから!」
あー
私
無理してたな
しみる
しみるわ
涙が出る
この居場所を作ってくれて
どうもありがとうございます
私はもう少し
生き延びられそうです
このあと
病院で鬱病の診断がおり
それでも
前向きに治療を進められたのは
この出会いがあったからです
いまも月に一回
AYAがん患者会に
足を運びます
私も支えられてるけど
誰かの支えになってると
嬉しいなと思いながら
気付いたらもう4年
お互い元気に生きています
そう
私たち
生きてるだけで
えらいのだ!