こんにちは。
今日は上の娘が面会に来てくれるのでわくわくしてます。
2週間ぶり。
お菓子やジュースを色々用意しました。
今はラッキー個室(大部屋希望ですが大部屋に空きが無いため無料で個室を使えてます。)なのですが、感染症対策のめに別部屋に移動しての面会になります。
時間は15分。
15分で何が出来るかな…
今日は、リハビリ入院後の義足作成が遅れた理由について書きます。
本来なら入院後、翌日に初めての義足を制作予定でした。
*断端がだんだん細くなるので、入院中に3つ義足を作ります。
3つ目の義足が『仮義足』と呼ばれるもので、退院時に履いて帰り、そのまま暫く使うそうです。
お値段なんと60万〜80万円(部品による)。
退院前に全額支払い、後日、国民健康保険で7割返ってくるそうです。
月曜日に一度、整形外科の外来診察で断端の確認などをし、予定通り、2日後の水曜日に入院が決定しました。
入院当日、
「大部屋が空いていないので、無料で個室にご案内します」
ラッキー!
初めての個室にウキウキ。
荷物を整理して、車椅子に乗り自動販売機で水を買って部屋に戻り、ベッドに移ろうと立ち上がり、けんけん…
転びました。
左足を車椅子に引っかけ、ない足の右足で着地しようと、断端を思い切り床に打ち付けてしまいました。
血が出ました。いっぱい。
痛いのとびっくりと、縫い合わせたところがパックリ開いてしまった想像をして、
全部台無しだ。
今までの入院生活でお世話になった先生や看護師さん、私が元通りの生活に戻れるようにと子供達の面倒を見てくれている両親への申し訳なさ、子供達に我慢させてしまっていること、時間とお金…
色んなことが頭の中をぐるぐる駆け巡りました。
涙が出てきました。
「助けて、助けて…」
ナースコールを押して、看護師さんが数名来てくれました。
血はどんどん出ます。
涙も止まりません。
しばらくガーゼを押し当て止血をして、主治医の先生が来ました。
開口一番、
「だから断端ぶつけちゃだめって言ったでしょ!
これで入院1週間伸びましたからね。」
処置をされながらますます止まらない涙。
マスクはびちょびちょで顔に張り付いています。
ですが、傷口をよく見ると
切った骨のすねの部分が少し傷になっているだけで
断端は無事でした。
血がいっぱい出てきたのは、
断端が浮腫んだ状態のところに傷が出来たので
血が混じったリンパ液が出てきてしまっていたそうです。
確かに薄い、水っぽい血でした。
がんセンターで車椅子の操作と乗り降り移動はだいぶ慣れたと思っていた、私の調子乗りな性格がアダとなり、慎重になることを忘れていました。
まだ、私の脳も心も足がない事を自覚出来ていないというのもあるかもしれません。
"一生付き合っていかないといけない"
という事を理解できていないのかも。
なんだか期間限定で『今だけ』という感じ。
気をつけないと。自覚しないと。
という事で、
膝から下に傷があると義足が履けないので
傷が治るまで義足作成は延期になり、
4日間トイレや歯磨き時の移動の際はナースコールを押さなければならなくなり、
12日間のリハビリは、筋トレとストレッチのみになりました。