参議院外交防衛委員会にて質問に立った。

まず、韓国祖国革新党党首の竹島不法上陸について。

4月30日の国会議員3名の不法上陸に続いて、5月13日にチョ・グク氏が不法上陸をした。
外務省の講義にも関わらずまた上陸した。
同氏は、竹島不法上陸の機会をとらえて、
日本はLINEを奪おうとしているとして非難しています。

特にLINE問題に関しては、
松本総務大臣が、伊藤博文の孫であることに言及した上で、
伊藤博文は韓国の領土を略奪し、
伊藤博文の孫は、韓国サイバー領土のLINEを略奪している、
と言われなきイチャモンをつけています。

なぜ、外務省はチョ・グク氏の不法上陸については抗議したのに、
LINE問題につて日本政府への批判は当たらないと合わせて抗議しないのか?

韓国中央日報は、
チョ・グク氏がLINEヤフー問題を批判するのに竹島上陸を使ったことを批判しています。
韓国政府は、竹島は領土問題ではないと言っているのに、
韓国野党は自ら日韓間の問題に竹島を据えようとしている。
チョ・グク氏含め野党は墓穴を掘っている、
日本は竹島を領土問題と言って交渉を求めても韓国が乗ってこない状況なのに、
韓国野党は日韓間の問題としています。

私や新藤大臣、稲田議員が、鬱陵島の竹島記念館で、
韓国国会議員と竹島について議論しようとして、韓国に渡ろうとしたら、
韓国国内で大騒ぎになり、入国拒否になりました。
その報道が、アジアや欧米でも報道され、
日韓間に領土問題があるということが周知され、
韓国は大失敗したと評価が韓国内で広がりました。

まさに、今回、野党自らが、領土問題化しているなら、
外務省は、竹島問題を話し合おうと韓国政府に言うべきです。
韓国与党に気を遣って、領土問題のある竹島に、
日本自ら触れたくないように映るのは大問題です。
いろいろな観点を踏まえて、
日本政府はこの機会を捉えて、韓国政府与党に竹島を領土問題として交渉すべき
と言うときです。


次に、日韓のレーダー照射問題について。

今月末のシャングリラ会合の日韓防衛相会談で、
防衛交流再開との報道があります。
そもそも、照射事件がウヤムヤのままでの
再発防止策は将来に禍根を残しかねません。

まさにいつか来た道で、特に韓国野党は、
竹島問題でもそうですが、第1党と第2党が組んで、
反日無罪、親日有罪という文在寅政権時の先祖帰りとも思える主張を繰り返しています。

レーダー照射問題の実態解明を伏せたまま前に進むと、
韓国で左派政権ができた時に取り返しがつかないことになります。
反日のチョ・グク氏も3年後の有力な大統領候補です。
 
更に、現在の日本国内の状況、世論調査を見ても、
問題の実態解明が進まない中での、再発防止策は国民の納得感を得にくく、
問題にカタをつけずに、前に進もう、
一足飛びに防衛交流再開とするのが自民党の悪いところだとの批判が出てもおかしくない。
韓国は、いまだに海自哨戒機へのレーダー照射を認めていません。

照射問題は海自隊員の命に関わることです。

自衛隊のイラク派遣時、竹島は韓国領土というボードをかかげ、
自衛隊員をだまして写真を撮る韓国軍人もいました。
到底日本政府としても受け入れられない主張です。
だから左派政権ができたら、レーダー照射問題の蒸し返しがあってもおかしくありません。

これまで、レーダー照射問題の事実関係、
再発防止策について韓国防衛当局と協議するのに、
国民や海上自衛隊のほうにみえる形の協議が大事だと思います。

水俣問題もそうですが、
政務レベルでも汗をかいてかいて、
その姿勢を国民や哨戒機を運用する海自の現場にも見てもらい説明もする。
韓国国防省の主張はここがおかしい、
事実関係の解明とともに再発防止のためにこのような方策が必要だということを
国民に説明するプロセスもなく、前に進むのはどうかと考えます

韓国は政権交代が起きるのが常です。
大統領の不支持率は67%。
与党の支持率も32%で野党を大きく下回っている。
そこを踏まえて、国益と隊員の安全確保する交渉が大事です。
国民と隊員の理解を得る努力をしながら、この問題に対処することを要望します。