本日、ホテル椿山荘東京において、日華議員懇談会の総会が行われ、古屋圭司会長、安倍晋三顧問をはじめ、70名程の国会議員が出席をした。

総会は滞りなく終了し、その後、台北駐日経済代表処の謝長廷代表閣下のご挨拶があった。

概要は以下の通り
「安倍元総理、古屋会長、また国会議員の先生方、こんにちは。
本日はお招きいただきありがとうございます。
また長年にわたる力強い支援に感謝申し上げます。
 まずもって、先般の地震によって被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
 令和の時代に入って以降、全世界が新型コロナウイルスや戦争などの困難に直面しています。このような時だからこそ信頼できるパートナーの存在が重要であり、台湾と日本は極めて重要なパートナーかつ友人であります。双方の思いやりはどんな困難も乗り越えてきました。これからの50年、100年も今の関係が続くよう尽力していく覚悟です。
 最近のロシアのウクライナへの軍事侵略により、国際情勢は厳しいものとなっており、台湾も他人事ではありません。理念の近い国々と結束して毅然として立ち向かわねばなりません。
 台湾は全力でウクライナを支持し、世界の責任あるメンバーとしての役割を果たしていきます。
 引き続き、日米など理念の近い国々と連携し、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて尽力します。
台日関係の更なる発展を祈念しています。」

 また、その後、安倍元総理と蔡英文総統によるオンラインでの対談が行われた。




 対談で安倍元総理は東日本大震災時の厚い支援への感謝ならびに新型コロナウイルス感染症におけるマスク、ガウン等の迅速な物資供給への謝意を示した。
 一方、蔡英文総統からはインド太平洋地域の経済発展のためのCPTPP加入への後押しを望む声と共に
今般のウクライナ情勢について「台湾は常にウクライナと共にある」との言葉を用い、一方的な武力による現状変更を断じて許さず、日米等の理念の近い国と共に毅然とした対応をとるというという認識を安倍元総理と共有した。