今朝の領土に関する特別委員会・外交部会・外交調査会合同会議では、韓国の警察庁長が竹島に不法上陸した事案について議論した。

 

政府関係者が竹島に不法上陸することが到底受け入れられないのは論を待たないが、日米韓の外務次官協議の直前に強行する韓国政府の見識や意志決定プロセスには疑問を持たざるを得ない。6月のG7サミット前にも韓国側から首脳会談を日本に打診しながら、韓国軍が竹島周辺で軍事訓練を行うことで会談が流れた経緯があり、日本は振り回されている。

 

今回も日本政府から韓国政府に抗議しており、韓国側の行為により外務次官協議の実施を見送った。外務省としては適切な対応を取ったと説明があったが、出席議員から対応が不十分と異論が出た。しかし、抗議を繰り返しながらも相次ぐ韓国側の不法上陸を許している現状に、「痛みを伴うことを理解させるべき」、「経済制裁を!」、「日韓関係をリセット!」など多くの議員から憤りの声が相次いだ。そのため政府を代表して出席した小田原副大臣には、外交部会で出た意見と雰囲気を林大臣に伝えるよう依頼をしたところだ。

 

こちらの手の内を見せることは出来ないが、近日中に外交部会の中に対抗措置を協議するチームを発足させる。そして、議論の内容を自民党として林大臣に申入れを行う予定だ。