本日、佐藤が事務局長を務める自民党国防議員連盟のメンバーで、新型コロナウイルスワクチン接種で大活躍をした自衛隊大規模接種センター(東京会場)へ視察・激励に伺った。

自衛隊大規模接種センターは、今年5月24日から運用が開始され、今月末をもって終了予定である。この間の接種実績(11月15日現在)は、東京会場 累計1,314,268回、大阪会場 累計644,195回、東京・大阪合計で1,958,463回。この数字は、全国の総接種回数の約1.01%にあたるということだ。すごい数字である。活動人員についても、東京・大阪合計官民合わせて、延べ約280,000人の方々が活動してくださった。この方々のご尽力があって、日本全国の接種率引き上げの原動力となった。

 

今回、視察を行った東京会場は、縦動線で接種者の移動を行った。4つのフロアーを使用し一度に多くの接種をできるような動線を考え、フロアー毎に色分けをし、床や壁に色で行先を示し、接種者本人にも色付きのホルダーを使用して書類を携行させ、要所要所で誘導員の方が丁寧に対応されており、一目でわかるような仕組みになっていた。これならば、スムーズに進むはずと感じた。このような、わかりやすい接種システムを参考にするため、たくさんの自治体や企業、学校などが研修に訪れた。このようなことから、実際に会場で接種した回数以上の功績があるのではないだろうか。

 

今回のオペレーションは、官民連携の事業であった。自衛隊としては、なかなか経験がないことだ。官民が連携することによって、いろいろと壁もあったようだ。官である自衛隊は、規律を常に重んじて活動するように教育されており、民間の方々との考え方の違いに戸惑ったようだ。しかし、日々一緒に活動する中で、お互いの良さを取り入れていき、より良い形が出来上がっていったとのことだった。この官民連携は、今後のいろいろな場面で、教訓となり、活かされていくことだろう。

 

この前例のないオペレーションに対し、官民の垣根を越えてたくさんの方々にご尽力を頂き、素晴らしい成果となって実を結ぶこととなった。本当にありがたい気持ちでいっぱいである。活動してくださった皆様に、心より感謝と敬意を表します。

 

今後は、自衛隊大規模接種会場は終了するが、3回目の接種が各自治体や職域接種などで逐次進んでいく予定だ。この教訓を活かしてスムーズに3回目の接種が進んでいくことを期待している。