本日、国防議連を開催し、以下の内容について議論した。

 

1.F-15の能力向上事業

2.イージスシステム搭載艦の在り方

 

まず、F-15の能力向上について説明が行われた。防衛省は米国と継続的な交渉を行っている。多少、価格が下がってきてはいるが、まだ十分ではないとのことである。

 

 

次にイージスアショアの代替に関して、検討状況について説明が行われた。

 

 

参加議員から、多胴船に関する内容が複数メディアで報じられたことに関して質問が出た。それに対し、防衛省は「揺れへの耐性は重要事項と考えているが、多胴船を採用すると決めた訳ではない」と回答。

 

同様に、単艦での運用や沿岸での運用に関しても質問が出たが、「その様なことは考えていない、現在運用構想を検討中である」との説明が行われた。

 

事務局からも補足として説明を行った。SM3-ブロック2Aは以下の図の様に複数の弾を広角度で発射できることが利点である。そのため、沿岸から発射した場合、ブースター問題は解決しない。これでは、イージスアショアの断念理由と矛盾する。

 

 

レーダーに関して、それぞれのレーダーの状況は以下の通りである。

 

 

ライフサイクルコストは、防衛省説明のまや型は設計費等の開発費が最低限で済んでいるが、現在検討中の船の費用がどこまで増大するかはわからない。防衛大臣が答弁している様に、各レーダーについては公平公正に比較検討して説明責任を果たさなければならない。これに関しては5月下旬か6月には改めて防衛省による検討結果の報告が行われる予定である。

 

引続き、以上の内容をしっかりと検討し、深刻化するわが国周辺の安全保障環境に対応できる装備の導入を行うべく注視していく。