佐藤が外務副大臣公務の為、本日開催された国防部会・安全保障調査会合同会議の様子を秘書から皆様にご報告いたします。

防衛省より、1月14日(月)にシンガポールで開催された日韓実務者協議について報告がありました。両国政府を代表し、お互い論点を整理し議論したとのことです。しかし、協議内容は非公開とするとの合意に対して、韓国側が一方的に公表し、しかも事実と異なる主張が展開されていました。そのため防衛省は韓国政府に抗議の上、撤回を求めたとのことです。

出席した各議員からは、「【協議】と言う言葉の使い方自体がおかしい。本来【抗議】であるべきで、責任者の処罰を求めるべき」、「直接交渉では、もはや話が成立しない。第3者を交えて話をすべきではないか」、「防衛協力は即刻止めるべき」との趣旨で、本事案への怒りや憤りから、韓国側の対応に呆れ果てている各議員の心境が表明されていました。

合同会議を締めくくるに当たり、前防衛大臣で安全保障調査会長の小野寺議員からは「いきなり路上で殴られたにもかかわらず、被害者は怒らず相手に話し合いを求めるようなもの。それでは周辺国には何も伝わらない。日本が怒っている事を明確に表現しなければならない。最前線の隊員の命が危険に晒されている」との旨の発言を厳しい表情でしました。

自民党議員からは本事案に対して、再発防止の観点から実務者協議を通じて事実関係を明らかにすべき、との考えが表明される一方、日本政府から韓国政府への安易な妥協や歩み寄りは許されない、との厳しい態度を取るよう政府に対して求めました。