自由民主党の宇宙・海洋開発特別委員会、宇宙総合戦略小委員会が開催され、本年4月に特別委員会が出した「宇宙領域での防衛に関する基本的考え方について(提言)」のフォローアップとして防衛省など関係省庁からヒアリングを行った。

 

宇宙空間は人工衛星を用いた情報収集などの諸活動を行うための「活動空間」、地球上における活動の指揮統制・情報通信を支えるための「基盤空間」、弾道ミサイル攻撃への対応など宇宙空間における各種事態に、早期警戒を含めた対処を行う観点からの「対処空間」と捉え、宇宙ゴミの増加や対衛星兵器の開発の進展を踏まえ、その安定確保が宇宙利用を図る上で必須である。

 

また提言に盛り込んだ「宇宙安全舗装強化のためのシンクタンクの整備」に関して、本年7月に設立され佐藤もアドバイザーとして参加している一般社団法人日本宇宙安全保障研究所(JISS)の片岡晴彦副理事長からJISSのご説明をいただいた。

今後、有意義な調査研究や提言を期待したい。

 

我が国を取り巻く厳しい安全保障環境を踏まえれば、防衛力の「質」及び「量」を必要かつ十分に確保することが不可欠である。

陸・海・空という従来の領域にとどまらず、宇宙・サイバー・電磁波といった新たな領域の活用が死活的に重要で、新たな領域を含め領域横断(クロス・ドメイン)作戦を実現できる体制を構築することが必須で、佐藤も今後、内閣の一員として一層とり組んで参りたい。

 

 

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