国防部会・安全保障調査会合同会議が開かれ、「平成31年度国防関係予算概算要求の主要項目」について説明があった。

 

防衛省からは、厳しい安全保障環境を踏まえれば、防衛力の「質」及び「量」を必要かつ十分に確保することが不可欠であるとし、重視すべき項目として以下を示した。

 

1.宇宙・サイバー・電磁波領域における能力強化

2.航空優勢及び海上優勢を確実に維持するための海空領域の能力強化

3.弾道・巡航ミサイル攻撃対処能力の強化

4.機動・展開能力の強化

5.駐屯地・基地等の抗たん性の確保や装備品の稼働率向上など運用基盤の強化

6.女性の活用やワークライフバランスの推進、予備自衛官制度の充実など人的基盤の強化

7.装備品の早期実用化や技術的優越の確保に向けた取組

 

席上の議員からはイージス・アショアについて、配備予定の地元関係者、地元新聞社など説明を丁寧に行い、地元の理解を得られるように努めてほしい、との要望があった。また、佐藤からは、13日にトランプ大統領が署名した国防授権法(国防に関し予算を手当すべき事業と予算の上限を規定する法律)でミサイル防衛が重視されていることに触れ、日本のミサイル防衛とアメリカのミサイル防衛がどのように連接しているのか、全体像を示して国民に説明していく必要があるのではないか、と提案した。

 

防衛省からは、配備予定の地元の皆様にご理解が得られるよう関係者に丁寧な説明を行うよう努める、との答弁があった。また、ミサイル防衛の全体像については、今まで米軍との連接部分を含めた全体像を示してはいなかったので、今後、どのように分かり易く説明をするか検討したい、とのコメントがあった。

 

 

 

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