今年度の防衛白書の構成について、防衛省から以下の3部構成の各章の概要について説明があった。

第1部 わが国を取り巻く安全保障環境

第2部 わが国の安全保障・防衛政策と日米同盟

第3部 国民の生命・財産と領土・領海・領空を守り抜くための取組

 

席上の議員からは、「白書に反映することではないが、航空機事故防止のための整備部隊の充実、勤務環境の向上が大切だ。」また、別の議員からは、「PKOなどで活動する最前線の隊員が報告する日報は軍事情報を含むもので、一般の行政文書とは性質を異にするはずだ。情報公開について、与党からも意見を出したい」との発言もあった。防衛省は、「勤務環境の向上は永遠のテーマで引き続き、福利厚生や処遇の改善に努力したい。情報公開については、現行制度のなかでしっかり対応したい」との答弁を行った。

 

今年度の防衛白書は、広く国民にPRするため、ネットCMを作成し、防衛省・自衛隊のホームページや「防衛省動画チャネル」(YouTube mod channel)で公開を予定している。また、より多くの国民に読んで頂けるよう電子書籍市場で無料ダウンロードも可能になる。さらにAR(拡張現実)動画の活用により、スマートフォンのカメラを巻頭特集の紙面の写真に向けると10~30秒の動画が再生され、隊員や装備品の動きを視聴可能になる。

 

今年度の防衛白書は、様々な創意工夫が凝らしてあるので、書店で見かけたら是非手に取ってご購入頂きたい。

 

 

 

佐藤学校仮入校(リンク)