西日本を中心とした豪雨被害は、9日にかけて広い範囲に拡大した。報道によれば、9日午後0時半現在、13府県で105人が死亡、87人の安否が不明となっている。

 

本日午後、自民党本部で災害対策特別委員会・国土強靱化推進本部の合同会議が開催され、豪雨の被害状況について、関係省庁から報告があった。

 

防衛省・自衛隊は、9日(8時30分現在)、人員約29,000名、艦艇:4隻、航空機:27機、連絡要員74カ所に約300名を派遣。活動実績は、人命救助、孤立者救助:1,758名、給水支援:754.4トン、入浴支援3カ所:1,640名、物資輸送、水:約600本、食料:約1,790食、燃料:約40リットル、土嚢の作成約5,200袋となっている。各地で活動している自衛隊、警察、消防、自治体関係者の皆様のご尽力に、佐藤からも感謝申し上げたい。

 

政府は9日午前、豪雨災害に関する非常災害対策本部の第2回会合を首相官邸で開いた。安倍首相は、被害の拡大を踏まえ「被災者の生活支援をさらに迅速かつ強力に進めるため、各省横断の支援チームの設置」を指示した。また、自衛隊、警察、消防などの救助要員を73,000人規模に増強したことも明らかにした。

 

被災地の議員からは、「河川の浚渫が行われていないことが、こうした被害の原因になっているのではないか。」また、別の議員からは、「今月10日に完成した排水ポンプ場が、その日に駄目になった。排水ポンプの性能や設置場所が適切か再検討すべきだ。」「被災地に空き巣などが入らないよう警察は警戒態勢を強化してほしい。」などの要望や意見が出された。

 

気象庁は九州北部、中国、近畿、東海、北陸地方の梅雨明けを発表した。向こう一週間は晴れて、厳しい暑さが続き、35前後の暑さになる日もあると見込まれる。大雨災害に伴って、避難をされている方や復旧作業に従事される方への熱中症、衛生環境対策に政府は注意を払わなければならない。

 

 

 

 

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