「銃剣道振興議員連盟」の総会が開かれ、参議院会館に関係者が参集した。銃剣道の普及に向けて、現状と課題について話し合った。

 

現在、連盟の会員数は約3万人で会員の9割は自衛官。その他ジュニア約1000人がいる。

高校の部活や同好会などが17団体、道場などが74カ所あり、ジュニアの育成拠点は昨年より2つ増えて91となっている。

 

中学や高校の学習指導要領にも柔道、剣道、相撲、空手道、なぎなた、弓道、合気道、少林寺拳法に加えて「銃剣道などについても履修させることができること」との記載が加わったところだ。さらに、「銃剣道安全ガイドブック」も作成され、防具を着けなくとも木銃を使って、安全に銃剣道の基礎や「形」が学べ、ジュニア層に興味を持ってもらうような取組が紹介された。なお、銃剣道を授業で実施している中学校は、神奈川県平塚市の学校1校となっている。

 

佐藤からは、実際に授業で銃剣道を取り入れた学校の生徒の反応について質問した。また、高齢者向けに健康維持の観点から、地域の公民館などで気軽にできる「健康銃剣道」として普及する観点があるのかどうか、またFacebookやTwitterなどのSNSでの情報配信の取組状況について質問した。

 

連盟からは、『銃剣道を体験した中学生の反応は上々で「楽しかった」との感想を得ている。高齢者向けの運動で普及活動を行うという視点が欠落していたので、地域の高齢者に体験的に楽しんでもらう方法も検討したい。You Tubeでの銃剣道の試合を配信しているが、双方向でのSNSの取組も今後検討したい』との回答があった。

 

全国各地に自衛官のOBもいるので、銃剣道の指導者には困らない。競技人口を増やすにはジュニアの育成も大切だが、公民館に2~3本の木銃やボールがあれば、高齢者も気軽に体験できるスポーツだと思う。佐藤も銃剣道の普及の為、連盟の皆様とともに頑張って参りたい。

 

 

佐藤学校仮入校(リンク)