外交力の戦略的強化に向けた取組

佐藤が外務省の公務で海外出張中の為、昨日自民党本部で行われた「外交戦略会議」の様子を秘書から皆様に報告いたします。

平成３１年度の外予算要求に向けた主な柱として、以下の４つを外務省より説明した。

日本で開催する国際的行事を通じ、日本の存在感・影響力を一層高める。

G20サミット、アフリカ開発会議、即位の礼、ラグビーワールドカップ等
日本の国益と国際社会の平和と繁栄を実現すべく、外交実施体制を強化する。

外務大臣のより効率的・機動的な移動手段、業務効率化、研修強化、在外公館の施設・機能と警備体制の強化等、積極的平和主義に基づく戦略的ODAの拡充

3．「正しい姿」を含む政策・取組の戦略的発信を更に強化する。

　　ジャパン・ハウス、国内シンクタンクとの連携、SNS発信強化、日本語事業の拡充等

4. テロ等の脅威から在外邦人や国内を守る。

日本企業向け海外安全対策、海外教育関連、途上国の能力強化等

出席した議員からは、「在外公館におけるインテリジェンス（情報収集）の強化に触れられていない。また、歴史問題を含め日本の正しい姿を伝えるには、海外向け放送に限って、事実上の国営放送局がもう１つ必要なのではないか」また、別の議員からは、「日本の正しい姿を海外に伝えるには、放送をもっと自由化させ、政府も後押しするのが良いのではないか。情報の重要性に鑑み、収集と発信の予算を拡充するなどの文言を盛り込んでみてはいかが。」といった意見が出された。その他にも国際機関で働く日本人の数を増やす方策などについて意見が交換された。

会議の最後に、阿達外交部会長から、今日の会議の内容を踏まえ、若干の修正を加えた上で総理大臣に「外交力の戦略的強化を求める決議」として申し入れをしたいとの発言があった。

複数の議員から「異議無し」との声が上がり、会議は散会となった。