佐藤正久が外務副大臣としての公務により海外出張中である為、 12月22日(金) に党本部で行われた宇宙関連予算に関する会議の様子を秘書から皆 様にご報告します。

 

冒頭、事務局長の挨拶の後、内閣府、経産省、文科省、 より各官庁の事業と予算額について報告がありました。

 

文科省からは、安全保障・防災、産業振興への貢献として、 H3ロケットの開発(平成32年度試験1号機、 平成33年度試験2号機打ち上げ予定)、 広域かつ高分解能で観測可能な先進光学衛星の開発等、 様々な種類の衛星開発に関する事業の説明がありました。また、 宇宙分野のフロンティア開発の事業として、 宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV) の改良型後継機(HTV-X)の開発、小型月着陸実証機( 平成32年度打ち上げ予定)等の説明もありました。 航空自衛隊に設置される予定である「宇宙状況把握システム」 については、 防衛省やJAXAを始めとした関係政府機関が一体となった宇宙状 況把握の運用を平成30年代前半までに構築することとされていま す。

 

来年4月からは、 準天頂衛星システム4機体制でサービスが開始されます。 平成35年度を目処として7機体制を確立すると、 日本上空に必ず衛星4機が存在することになる為、 米国のGPSに依存せずに持続測位が可能となります。

 

宇宙に関する事業が着実に具現化していくことで、 産業の国際競争力が強化され、生活や行政も効率化されます。 また、日米協力も強化され、災害対応能力も向上し、 広義の安全保障にも役立つことでしょう。 今後の成果が楽しみです。