佐藤正久が外務副大臣としての公務により海外出張中である為、その間に党本部で行われた安全保障調査会勉強会の様子を秘書から皆様にご報告します。

 

1212日(火)、自民党本部にて「日本の防衛力~あり方と方向性」と題して、森本敏拓殖大学総長の講演がありました。講演の要旨は以下の通りです。


本日の講演内容は、普段から考えている私個人の見解です。

基本的な認識として、安全保障・防衛戦略について、憲法上何ができるかという観点より、国益追求上、本来何をどうすべきかという観点から策定することが必要です。また、今後の政策として、当面の脅威である中国・北朝鮮に対応すると共に中長期的なリスクに対応し得る戦略と装備を検討していくことが必要です。中長期的なリスクへの対応とは、例えば、レーザー兵器などの新しい軍事技術を他国が持てば、戦闘のあり方が変質するので、日本が遅れを取らないように中長期的に技術開発を行っていくということです。特にサイバー分野は、自衛隊と民間企業の人事・技術交流が必要で、米国に数十人を研修で派遣するなど今までにない柔軟な発想と組織が必要です。

 

こうした観点から以下の項目を提言します。(一部抜粋)

  1. 無人偵察機や無人哨戒システムの開発・国産

  2. サイバー・電子・宇宙防衛隊の編成

  3. 各種ドローンの活用

  4. 南西方面島嶼部に自衛隊専用航空基地を建設

  5. 揚陸艦とF35B(短距離離陸・垂直着陸が可能)の導入

  6. 長射程ミサイル・ロケット(空対地・空対艦・地対地・艦対空)による打撃力強化

  7. インド太平洋における能力構築拡充

  8. ジブチ基地機能の拡充

  9. 秘密特許制度による防衛技術の保護

  10. 党安全保障政策研究所の設立