佐藤正久が外務副大臣としての公務により海外出張中のため、党本部で行われた外交部会の様子を秘書から皆様にご報告します。

 

11月10日(金)に自民党本部で開催された外交部会では、トランプ米大統領のアジア歴訪及び、中国共産党大会の様子が議題に上がりました。その中でも注目したいのは、トランプ米大統領の訪韓です。 トランプ大統領の訪日中は、和やかな首脳間の関係や日米両国による価値観の共有など前向きなニュースが多かった半面、韓国滞在中のトランプ大統領の言葉からは北朝鮮危機が極めて高いレベルにまで上昇していることが伺われました。「我々は、米国や同盟国が脅迫されたり攻撃されることを許さない」、「言い訳の時は終わりである。今こそ力の時だ」といった激しい言葉が韓国の国会という公開の場でなされたのです。

 

一方で、当事国である韓国が、どこまでこの危機感を日米と共有しているのか分からないという疑問の声が出席議員から寄せられました。実際に、文大統領就任後の韓国政府は、大統領の平壌訪問発言や北朝鮮との関係改善を目指すベルリン構想など、いま日米韓の団結が求められる中で、韓国と日米の温度差に佐藤も日々気を揉んでいます。

 

なお、晩餐会に元慰安婦の李氏が出席したこと、及び竹島の名前を冠した海老が供されたことについて、我が国は韓国に対して抗議をしました。佐藤もこの事前情報に触れた際には、即座にこれを止めるべく関係各所への説得を始めるように指示しておりました。今回の結果に佐藤は忸怩たる思いをもっておりますが、今後はこのようなことが繰り返されないように、外務副大臣として、そして一政治家として強い決意をもって事に臨んで参ります。