党の安全保障調査会・国防部会による合同勉強会で、様々な物品・役務の調達を通じて、如何にして地域と付き合っていくべきかということを議論した。

 

全国に散らばる自衛隊の駐屯地・基地は、場所によっては自衛隊の存在自体が地域経済の核になっている場合も珍しくない。また自衛隊による救急患者輸送が、地域医療にとって不可欠の場合もある。何よりも地域の方々の理解と協力が自衛隊の受け入れに不可欠であるため、スポーツのチームのみならず自衛隊もまた地域に密着することが必要だ。

 

地元で出来ることは地元に、と考えに基づき、防衛省側も調達方法についていろいろ工夫を重ねてきている。食材の調達も個別品目に分けて多くの業者に受注してもらうための分離・分割発注の推進や、競争性と随意契約の考えを組み合わせたオープンカウンター方式(OC)など、今後も地元の中小事業者に裨益しやすい仕組みを作っていくことになる。

 

制度が整っても、運用面では期待通り結果が出るとは限らない。佐藤は日々全国の駐屯地・基地を回る中で、こういった地元の実態を救い上げ、防衛省に改善を促していきたい。

 

http://www.mod.go.jp/j/procurement/chotatsu/naikyoku/mitsumori/