3月9日(木)、参議院外交防衛委員会において、佐藤が質問に立ちました。日米首脳会談、北朝鮮の弾道ミサイル対処、中国の巡航ミサイル対応、銃剣道の4点について質問しました。

 

1.3月6日(金)早朝の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて、岸田外務大臣に対して、日本の防衛・外務両大臣と米国の国防・国務両長官による2プラス2会談(外務・防衛担当閣僚会議)の早期開催を求めました。外交と防衛の担当閣僚が意識を共有せずして、危機に対して機動的に対応することは出来ないのです。

 

2.北朝鮮から弾道ミサイルは、性能向上により精度が高くなってきました。日本の国土は南北に長いため、同時に大量のミサイルが北朝鮮から発射された場合には、我が国を守る体制は十分なのかと稲田防衛大臣に質し、「対処能力強化が必要である」との回答を得ました。

 

3.中国の巡航ミサイルについても、綿密なシミュレーションが必要です。例えば、鹿児島や沖縄には多くの有人離島が存在します。しかし、こういった島々に住む国民を守るには、PAC-3などのミサイル防衛システムだけでは十分ではありません。島から島へとミサイル防衛システムを輸送する手段を確保せずして、巡航ミサイルへの即応態勢は築けません。この点について防衛省から、「民間企業とも協力しながら、空路や海路の輸送路の確保を準備している」との趣旨の回答を得ました。

 

4.最後は武道科目について、文部科学省の田野瀬政務官に質問しました。昨年12月の中央教育審議会では明記されていた銃剣道が、中学校の新学習指導要領(案)では、体育科目に入っていませんでした。銃剣道は他の武道科目と比較しても、競技人口は決して少なくないのです。陸上自衛隊と航空自衛隊では必修科目となっており、佐藤も若いころには銃剣道に打ち込みました。そのため、学習指導要領に銃剣道を入れるよう求めた次第です。