3月2日(木)、硫黄島問題懇話会総会において、硫黄島における遺骨収集の現状、平成29年度硫黄島関連予算、そして3月25日(土)に現地で開催予定の日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式典について、関係省庁から説明を受けた。

 

佐藤は、この慰霊式典に参加するために硫黄島を訪問予定だ。遺骨収集や硫黄島内の自衛隊関連施設予算の確保などに佐藤も尽力してきたが、今年の式典はいつもとは違う特別なものになりそうだ。というのも、スノーデン米国硫黄島協会名誉会長が、去る2月18日に亡くなられたからだ。

 

23歳のときに硫黄島で戦ったスノーデン氏は、戦後日米の和解に長年努めてきた。「硫黄島には、勝利を祝うために行ったのではない、行っているのでもない。その厳かなる目的は、双方の戦死者を追悼し、栄誉を称えることだ」と述べたスノーデン氏は、2年前の安倍総理の米議会演説でも引用されるなど、両国の和解の象徴となってきた。今年は特に、スノーデン氏の長年の献身と功績に想いを馳せ、日米合同慰霊式典に参加したいと思う。