11月24日(木)、有志議員で作る「小笠原を応援する会・総会」において、森下村長始め東京都や関係省庁と意見交換した。

 

小笠原諸島は、本土から約1,000km離れた国境離島だ。日本の排他的経済水域(EEZ)の約3割を占めることから、領土、領海、そして海洋資源の観点から非常に重要な役割を果たしていることが分かる。中国漁船のサンゴ密漁で分かる通り、我が国の海洋資源が具体的な脅威に晒されている中、国防の観点から小笠原を如何に守るかということは大きな課題だ。

 

同時に考えなければいけないのは、今後も小笠原諸島に日本人に住み続けてもらう環境を政府が責任もって整備することだ。少子高齢化や大都市への人口集中を前に、本土から離れた小笠原諸島に住み続けてもらえるよう、インフラなどを整備していかねばならない。本土との間を定期船で丸1日かけて移動せざるをえない中、飛行場の整備を求める要請が4月に決議された。体調を壊し飛行機で本土の病院に担ぎ込まれたことのある森下村長は、自らの体験を語りながら小笠原諸島が生きていくための施策を熱弁された。

 

小笠原諸島の人口が減り、多くの国民が関心を払わなくなったらどうなるか?拡張主義を進める中国が、いつ何時領有権を主張するかも分からない。国の守りと振興の両面から支援していく。

http://www.vill.ogasawara.tokyo.jp/history/