国防・内閣第一・外交合同部会が開催。

 

南スーダン情勢及び稲田防衛大臣の現地視察について、
報告と議論が、同部会にて行われた。

 

先月に稲田防衛大臣は南スーダンの首都ジュバを訪問し、
派遣施設隊の活動状況を確認するとともに、
ヤウヤウ国防副大臣等並びにロイUNMISS事務総長特別代表との会談などを実施した。


1.派遣施設部隊の視察

宿営地において、中力派遣施設隊長より活動状況や現地情勢について報告を受け、
医療設備などを視察。
また国連施設内において、隊員の活動を視察するとともに、
厳しい環境の下で任務に従事している隊員を激励した。

 

2.ヤウヤウ国防副大臣等との会談

ロムロ内閣担当大臣等の閣僚5名が同席し、
南スーダンに対する支援への謝意および今後の友好関係の発展の期待が述べられた。
稲田防衛大臣からは、派遣施設隊の活動等への安全確保への取り組みにあたり、
南スーダン政府の支援を要請し、同国の治安状況の更なる安定に向けた政府の努力を促した。

 

3.ロイUNMISS事務総長特別代表と会談

ロイ特別代表より、派遣施設隊の活動について高い評価が伝えられ、
今後、UNMISS(国連南スーダン共和国ミッション)がマンデートを遂行するため、
派遣施設隊、特に女性隊員が更に精力的に活動することへの期待が表明された。


4.その他、
派遣施設隊が整備した市内道路やナイル架橋工事現場、市内の現状などを視察した。


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国際社会からも高く評価されている南スーダンでの我が国の活動であるが、
もっと国民に理解が得られるように、情報発信の仕方にも工夫が求められる。

 

ひとくちに南スーダンと言っても、地域によって情勢は大きく異なるのが実際なのだ。

 

たとえば、①南スーダン全体の情勢、②活動を計画をしている地域の情勢、③実際に派遣されている場所の情勢、のように、少なくとも、三種類に情報を整理して発信するべきだ。
正確な情報が伝えられなければ派遣隊員のご家族なども混乱してしまうだろう。


南スーダンの任務は、情勢が刻々と変化しているので、継続して注視していくことは大事だし、より慎重な議論をして行きたいと思う。


また、新たな任務付与がなされる場合は、
出発前の十分な時間を現場の部隊には与えるべきだ。


つまり、部隊の訓練に要する時間はもとより、部隊長が部下に説明をする時間、
ご家族にも説明する時間など、様々なことを行なう「時間」がなければならない。
ましてや、派遣した後に、途中で任務付与をするようなことは避けてもらいたい。

 

 

 

 

佐藤学校仮入校