9月6日(火)、北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受け、北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部が緊急開催された。


9月5日(月)午後12時13分、北朝鮮は、西岸の黄州(ファンジュ)から3発の弾道ミサイルを発射。弾道ミサイルは、約1000キロ飛翔した後、奥尻島沖220キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内に着弾した。


なお、ミサイルは、スカッド(射程:1000キロ)またはノドン(射程:1300キロ)と思われるが、韓国国防省の発表によれば3発ともノドンと推定されるとのことである。


本日(6日)付の朝鮮中央放送によれば、今回の発射は実戦配備された性能改良型弾道ミサイルの発射訓練である。訓練では金総書記自らが、有事の際に太平洋作戦地帯内の「米帝侵略軍」の各基地を打撃する任務を担う、朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊を現地で指導したとのこと。


議論の中、佐藤からは次の2点について言及した。


1点目は、イージス・アショアなど、展開せずとも常時対応できる装備品を導入することの必要性である。周知のとおり、イージス艦やPAC-3は、展開しないと飛翔してくる弾道ミサイルに対応できない。北朝鮮の兵器開発により、情勢がより緊迫化していることから、より進んだ対応が求められると考える。


2点目は、国民の生命と財産を守る姿勢の明示である。今回も北朝鮮のミサイルは日本のEEZ内に着弾した。我が国政府は、万が一の場合には、迎撃を含め、あらゆる手段を講じて国民を守るのだという姿勢を改めて国民に示す必要がある。


今回、北朝鮮は3発の弾道ミサイルをほぼ同時に発射し、ほぼ同じ海域に着弾させた。防衛大臣も言及しているとおり、ミサイルの技術は向上しているといえる。だからこそ、国家と国民を守る方策を、我々は一層真剣に探らねばならない。佐藤もその具体化に向けて、汗をかいていいく。


佐藤学校仮入校