8月31日(水)、台風10号による被害の拡大を受け、平成28年台風による災害対策本部が緊急開催された。議題は、被害状況と政府の対応状況についてである。


台風10号は、30日(火)18時前、暴風域を伴ったまま岩手県大船渡市付近に上陸し、東北地方を縦断しつつ、同日21時頃、日本海へ抜けた。気象庁の説明によれば、こうした進路は特異であり、台風が東北地方太平洋側に上陸したのは、1951年に統計を開始して以来、初めてである。


東北に上陸した台風10号であるが、北海道にも甚大な影響を及ぼしている。事実、北海道の白老と高松では、観測史上最速の最大風速を観測した。


台風10号による被害も大きく、死者・行方不明者10名(31日11:00現在。以下、同)、停電約5万5000戸、携帯電話基地局各社合計900局以上が停波、という状況である。


こうした状況を受け、関係省庁や自治体も全力で対応に当たっている。例えば、災害派遣の要請を受けた自衛隊(31日15:00現在)は、北海道と岩手県において、約420名の隊員、約120両の車両、12機の航空機を投入し、孤立した住民など120名以上を救助している。


現在は状況を確認している最中であり、被害も更に拡大することが見込まれる。佐藤も出来る限りのことをしていく。



佐藤学校仮入校