佐藤が以前から注視している東シナ海における中国による一方的な資源開発。最近、新たな動きがあったので情報共有したい。


約1年前に新たに土台部分が設置された「第11基」(写真1参照)と「第12基」(写真2参照)であるが、この5月、ついに上部構造も設置されたことが明らかになった。


(写真1: 第11基)

(写真2: 第12基)



日本政府としては、今回も含め、新たな事象が発生する度に中国側に抗議している。しかし、中国側による一方的な資源開発の動きは止まらない。事実、今年の3月には「第8基」で初めてフレアが確認されている。


日本政府としては、中国による東シナ海での資源開発の状況を、G7各国はもちろん、ASEAN諸国など他国との二国間会合の場でも適宜情報を共有している。

佐藤としては、中国政府には一方的な開発行為を中止するとともに、東シナ海の資源開発に関する日中間の協力について一致した「2008年6月合意」の実施に関する交渉再開に早期に応じるよう強く求めたい。


本件は、東シナ海の排他的経済水域及び大陸棚の日中の境界が未画定であるという、国益に直結する課題に起因した問題。佐藤は引き続き、中国の動向を注視していく。


佐藤学校仮入校