今日4月22日(金)も引き続き会議に参加し、昨日から本日まで新たに起きたことや現地からの要望事項について、関係省庁から最新情報の聞き取りを行った。
避難が長期化する中で佐藤が懸念するのは、子供の教育や就学機会を失った学生の問題だ。学校の体育館や教室を避難所として活用する中で、如何にして学習の場を確保するのか。就職活動中の大学生に、今まで通り公平な求職機会を提供するのはどのような対策が必要になるのか。既に熊本市立学校は再開の見通しを示したが、現実問題として行き場のない被災者の方々を移動させることが妥当な判断なのか。学生への経済的支援や就職活動に関係する書類の締切延長だけで、学生への支援は十分なのか。
また学校が避難所として大活躍する一方、学校自体の耐震化は十分なのか。高齢者や障害者を受け入れるに当たって、足腰に負担のかかる和式トイレを洋式に改造すべきではないか。真冬や真夏に対応できる空調設備は整っているのか。熊本に限らず、避難所指定を受けている学校の整備状況もこの機会に確認しておいた方が良いと思う。
避難生活の長期化によって、今後も問題が次々と出てくるはずだ。全ては被災者のために!そして、熊本・大分での不幸から一つでも多くの教訓を学び、将来の備えとしたい。

