3月30日(水)、党本部にて国防部会が開催された。

今回で20回目の刊行となる東アジア戦略概観2016について、防衛研究所地域研究部長から説明を受けた。
本書は、東アジアの安全保障動向について、研究者が学術的見地から分析したものである。大学で教材として取り上げられることもあり、主に国際関係を学ぶ学生の間で活用されている。
刊行された戦略概観には、宇宙政策と安全保障、イスラム過激派の脅威、北朝鮮の軍拡化、中国・ロシアの対外拡大戦略に関する分析が記され、計8章にまとめられた。


4月から、防衛研究所に「中国研究室」が新設されるが、近年活発になりつつある中国の活動に対する懸念も伺うことができる。


北朝鮮が3月29日に行った短距離飛翔体の打ち上げについて、出席した議員から米韓軍事演習、もしくは3月31日に米国にて開催される核セキュリティサミットへの反発と考えることができた。
戦略概観にも記されているように、万が一に事態に備え、北朝鮮の核実験及び弾道ミサイルの開発について、今後の動向に注視する必要があるとの意見があった。


本書は国際関係学及び、東アジアの現状を正しく知る参考になるでしょう。