1月21日(木)、
国防部会が開催されました。
議題は、
北朝鮮関連情勢と
日英2+2などについてです。
まず、北朝鮮関連情勢です。
“水爆”実験を行ったとする北朝鮮。
観測された人工地震と思われる規模が、
一般的に想定される「水爆」の規模に比べて
比較的小規模であったことから、
「強化型原爆」であった可能性が指摘されています。
実際、北朝鮮は「水爆」とは表現せず、「実験用水爆」と表現しています。
歴史的にみても核保有国は、
核融合反応を利用して原爆を起爆する
「強化型原爆」の実験を経て、
水爆実験に至っています。
ちなみに中国は、
1964年に初めて原爆実験に成功し、
1966年、強化型原爆に成功。
そして1968年、水爆実験に成功しています。
日本の安全保障のためにも、
北朝鮮の核開発は断じて許容できません。
核兵器の拡散を防ぎ、
朝鮮半島の非核化を達成するためにも、
あらゆる手段をもって対応していきます。
そして、日英2+2についてです。
1月8日、東京において、第2回目となる
日英外務・防衛閣僚会合が行われました。
会談では英国側から
平和安全法制の成立を歓迎する旨、
表明されました。
また英国側は日本が打ち出した、
「積極的平和主義」も支持しました。
さらに、物品役務相互提供協定(ACSA)についても、
「可能な限り早い機会に交渉を妥結する」ことで
合意しました。
その他、共同訓練や技術協力など、
様々な分野で大きな前進を見ました。
英国は日本にとって、米国に次ぐ直接投資先。
そうした大切な英国との関係を一層強化すべく、
佐藤も汗をかいていきます。
