1月6日(木)夕刻、
北朝鮮の“水爆実験”を受けて、
北朝鮮核実験問題対策本部が緊急開催されました。


現時点における、
気象庁の分析によれば、
日本で観測した人工的な地震波の震源地は、
北朝鮮国内。


今回の震源地は、
過去に北朝鮮が核実験を行ったとする場所の付近とのこと。


地震波の発生は、本日の10:29ですが、
その24分後には気象庁から官邸に報告がなされ、
同時刻、対策室が立ち上がりました。


それに引き続いて、
外務・防衛・警察などの関係省庁にも
11:00頃には対策本部等が設置されました。


今回、北朝鮮側は、
水爆の実験に成功したと主張しています。


日本政府としても、
地震波などから核実験を実施したものと判断しました。


核実験は安保理決議に明確に違反します。
また、核兵器不拡散条約(NPT)を中心とする
国際的な軍縮・不拡散体制に対する重大な挑戦でもあります。


わが国としては、
更なる核実験が行われないか、
関連する軍事的な動きがないか、
警戒態勢を強化する必要があります。


また、北朝鮮の体制や軍事的動向など
関連情勢に関する情報収集・分析を普段以上に
強化しなければなりません。

そして、何より、制裁強化に向けて具体的に動く必要があります。


既に我が国は、米国と共同して、
本件に関して安全保障理事会を開催するよう国連に要請しました。


安保理を通じ、
核実験に対する批判と共に、
国際社会からの制裁強化に向けた議論を進めなければなりません。


この他、六カ国協議の関係国とも制裁に向けた連携を強化し、
さらに、わが国独自の制裁に向けても動くべきです。


もちろん、拉致問題という
国民の生命に関わる極めて重要な問題もありますので、
拉致問題に影響がないよう丁寧に対応する必要もあります。


本件は本日確認された事象ですので、
現在、政府を挙げて情報収集と分析に当たっているところです。


ただ2006年、2009年、2013年に引き続く核実験ですので、
我が国の安全保障に直結する事案として、
迅速かつ具体的な断固たる対応をとっていきます。


国と国民のいのちを守るため、
佐藤も力を尽くします。

佐藤学校仮入校