12月3日(木)、
国防部会が開催されました。


本日の議題は
平成27年度補正予算の検討状況
及び、平成28年度予算編成大綱(案)について、です。


防衛省は、
平成27年度の補正予算において、


・自衛隊の災害対処能力の向上
・自衛隊の安定的運用の確保
・防衛施設の円滑な運営の確保等
・為替変動等に伴う所要


に関して要望する予定です。


具体的にはまだ検討段階ですが、
例えば、為替変動に対する措置としては、
300億円程度の補正を要求する見込みです。


また、
昨年度の実績で言えば、
「自衛隊の災害対処能力の向上」のために、
大型輸送ヘリ CH-47 2機の改修や、
装輪装甲車 8両を整備しました。


来年度の予算編成に向けた大綱(案)では、
「揺るぎない防衛体制」を確立すべく
「統合機動防衛力」の構築に万全を期すとしています。


ただ、政権が掲げる「一億総活躍」の文脈において触れた
退職自衛官の“活躍”について触れた書きぶりについて議論が残ったため、
修正すること前提に、大綱(案)は部会長一任とされました。


自衛官は組織やチームで働くこと(リーダーシップ、管理能力、協調性)や
与えられた役割を完遂すること(責任感、気力、体力)に長け、
専門知識や専門技術を有する人材も少なくありません。


そうした人材が新しい人生を歩むに当たり、
国を挙げて再就職支援をするようになれば、
選択肢が広がるという意味で隊員にとって喜ばしく、
より広い分野で自衛官の力が活かされるという意味で
日本の社会全体にとっても良いのではないでしょうか。


「一億総活躍」


このスローガンの中に、
具体的な施策の対象として、
予備自衛官を含めた、
防衛省・自衛隊に属する全ての隊員が入ることを願ってやみません。


佐藤学校仮入校