今夜は
第57次南極地域観測隊員及び
「しらせ」乗組員の
壮行会に参加してきました。
壮行会には、
合計62名の観測隊員、
同行する東京海洋大学「海鷹丸」の関係者、
砕氷艦「しらせ」の乗員など
今次観測隊に関係する多くの方々が出席しました。
今年は日本の南極観測の歴史において
節目の年となります。
まず、
南極地域観測への参加を
日本政府として閣議決定してから
60年目を迎えます。
また、
南極観測の支援業務が
海上保安庁から海上自衛隊に引き継がれて、
50年目を迎えます。
この他、
過去最多となる5名の女性隊員が
越冬隊として参加することも特筆に値します。
もちろん、
砕氷艦にも海自の女性隊員が乗り込んでいます。
今次観測隊には、
輸送任務に当たる大型輸送ヘリCH-101が
2機参加します。
実は、大型ヘリ2機体制は5年ぶりのこと。
これで輸送任務も、
グッと円滑になります。
「しらせ」は
11月16日(月)に日本を発ち、
12月上旬にオーストラリアのフリーマントルに入港。
その後、一路、南極を目指します。
観測隊は来年の3月下旬に。
「しらせ」は来年の4月中旬に
帰国する予定です。
観測隊は、
オゾン層に代表される
地球環境変動に関する調査や、
海底地形調査、
氷河域における生物に関する調査など、
数多くの研究を行います。
観測隊長は壮行会の席上、
「あくまで慎重に、安全に。しかし、南極の厳しい環境に挑む」
と語りました。
静かに燃える研究意欲と
隊長としての強い覚悟を感じました。
第57次南極地域観測隊に参加される全ての皆さまが
期待する成果を得つつ、
全員が無事に帰還することを祈っています。
少し早いですが、
「いってらっしゃい!」