10月28日(水)、
国防部会が開催されました。


議題は3つ。
米艦の南シナ海での活動、
日韓防衛相会談、
そして、辺野古埋立て承認の取り消しへの対応状況です。


1つ目の議題は
米艦の南シナ海での活動についてです。


10月27日、
米海軍のイージス艦「ラッセン」が、
南シナ海の中央部に位置する
「スビ礁」の12海里内を
巡視活動として航行しました。


中国政府は
「強烈な不満と断固たる反対」
を表明していますが、
国際法違反をしているのは中国。


中国の主張は、何ら根拠を持ちません。
米艦の活動は国際法にのっとった正当な行動です。


日本国内では
“事を荒げるな”とする論調の報道を目にすることもありますが、
「法の支配」を支持する日本としては、
正しいことは正しいこととして、
米国の行動を明確に支持すべきです。



(出典: ウォール・ストリート・ジャーナル)


2つ目の議題は
日韓防衛相会談について。


日韓の防衛担当大臣は
5か月振りに会談の場を持ちました。


今回は中谷大臣が訪韓しましたが、
防衛大臣の訪韓は実に4年9カ月ぶりになります。


会談の結果、
来月開催される
「自衛隊音楽まつり」に
韓国軍楽隊が参加することで正式合意に至りました。


また、
海賊対処活動や災害救難活動で
協力を推進することでも一致しました。


しかしながら、
長年の懸案事項である
情報保護協定については、
話題にも上がらず、
具体的な進展は見られませんでした。


3つ目の議題は
辺野古埋立て承認の取消しへの対応についてです。


周知のとおり、
10月13日、
沖縄県知事は埋立承認を取消しました。


これに対し、
沖縄防衛局長から
国土交通大臣宛てに、
「承認取消し」の「執行停止」を申立てていたところです。


この度、
10月27日
国土交通大臣は「執行停止」を決定し、
沖縄防衛局長宛てに文書を郵送しました。


この決定に伴い、
防衛省としては、
近く埋立ての本体工事に着手する予定です。


埋立てに関する「承認取消し」の
「執行」が「停止」されたわけですから、
本体工事に入ることは、
法律上、全く問題ありません。


一日も早く
普天間飛行場周辺地域の住民の皆さまの懸念等をなくすべく
具体的な進展が望まれます。


最後になりますが、
今回から国防部会の体制が変わりました。


佐藤にかわり
大塚拓(埼玉、9区)先生が
新しい国防部会長に就かれます。


佐藤がこの1年間、
国防部会長を務めることができたのは
皆さまのお力添えがあってこそ。


特に防衛省や党本部職員の皆さまには
本当にお世話になりました。


この場をお借りし、
心から御礼申し上げます。


「国防」は佐藤のライフワーク。
今後も引き続き力を注いでまいります。



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