佐藤正久京都後援会「誠究塾」(学生部)主催の時局講演会を開催しました。

平和安全法制は「日本を守る為の法律」であるということを明確にし、日本を守ってくれているアメリカ軍が攻撃された場合は日本もアメリカ軍を守る、日米で守り合う、という内容であることをお話しました。

「価値観、負担、リスク」の共有が同盟の構成要素です。米国は集団的自衛権によって日本に来ているのに、日本は同盟国に対して集団的自衛権を行使できない、これでは同盟とはいえません。ですから、日本を守る範囲内において限定的に集団的自衛権を行使できるようにしたのです。

国際環境、周辺環境が変わっているので、それに対応しなければいけない。しかし、自衛隊は法律がなければ1mmも動けないのです。

国際貢献活動では、自衛隊は任務や武器の使用が制限されているから、現地にいる日本人から助けてくれと要請を受けても、助けることができませんでした。今回の平和安全法制ではそういうスキマを埋める法整備をしたのです。

国民の命を守る為に、自衛隊が活動できるようにすること。自衛隊が武力を行使する必要がない国際社会をつくること。この2つは政治の仕事です。

一度政権を担ったことのある民主党ですから、平和安全法制"廃案"ではなく、"対案"を出して頂いて議論をさせて頂きたかったというのが、感想です。

ところで、FBに「本にしてください」というコメントを頂きましたが、8月に「高校生にも読んでほしい安全保障の授業」1400円をワニブックスから出版しています。

また、デジタル出版専門の「あたま出版」(かきもとあつや編集長)から「入門・国防論」kindle版 328円を刊行していますので、下記リンク先 アメブロ→amazon からご購読頂ければ幸いです。
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