9月24日(木)、
国防部会を開催しました。


今日の議題は2つ。

東日本における大雨災害への自衛隊の対応と
普天間基地の辺野古移設をめぐる状況です。


まず、
9月10日、11日を中心に発生した
大雨災害への災害派遣についてです。


今回の災害派遣は
茨城県、栃木県、宮城県で行われました。


投入された人員は
3県で延べ約7,800名。


約120機のヘリコプターなども
陸海空自衛隊から投入されました。


結果、3県で合計2,000名以上の方を救助しました。
ちなみにその約1/3の方は、
ヘリコプターによる吊り上げによって救助されました。


自衛隊が被災地で貢献できたのは、
国家防衛という厳しい状況に備えているからです。


改めて、被災された方々には、
心からお見舞いを申し上げます。


災害派遣に従事された隊員の方々、
本当にお疲れ様でした。




出典:防衛省


出典: 防衛省


次に、
普天間飛行場の辺野古移設事業の状況についてです。


各種の報道にも出ているとおり、
9月14日、沖縄県知事は
埋め立て承認の取り消しを表明しました。


これにより、法廷闘争は避けられない情勢となりました。


今後仮に、
沖縄県側が承認の取り消しをしたならば、
政府側としては、
その取り消しの無効を求める手続きに入ることになります。


取り消しの無効を求める
「不服審査請求」は
決裁に数カ月を要します。


なお防衛省は、
「埋立承認願」の申請から承認に至るまで、
4度にわたり、合計260問もの質問に適正に回答してきました。


前知事はそうした回答や関係資料を精査の上
埋め立てを承認しており、
政府としては、何ら瑕疵はないものと確信しています。


今後、受け入れに賛同している
新基地建設予定地に近い
辺野古、豊原、久志の
「久辺3区」には、
地域の進行に関する直接支援などにより、
政府としても誠意を尽くしていく予定です。


法廷闘争が避けられない状況に至った
辺野古移設事業。


今後は、
沖縄県側との対話を継続しつつ、
政府には法的瑕疵がないことを証明し、
粛々と必要な作業を進めていくことが大切です。


工事にあたっては、
安全対策に万全を期すとともに、
住民の方々の生活に支障がないよう、
特段の配慮をするなど、
移設を容認してくださっている地元と
日本の未来に必要なことを実現すべく
佐藤も全力を尽くします。


佐藤学校仮入校