7月31日(金)、国防等合同部会を開催しました。本日の議題は、南スーダンPKOです。


この5月に国連の安全保障理事会で実施期間の延長が決定された、南スーダンにおけるPKO(通称、UNMISS。アンミス)。現在、自衛隊も現地で活動中ですが、今の実施計画ではこの8月末で派遣期間が終了してしまうため、国連の決議を受けて、日本としても派遣期間を延長したい考えです。今日はその延長の適否について、内閣・外交・国防合同部会において議論しました。結果、満場一致で了承されました。


南スーダンはアフリカ東部・内陸にある人口1100万人の国です。とても新しい国で、2011年7月にスーダン共和国から独立して誕生しました。ただ、独立後の2013年12月以降、政府側と反政府側との衝突が激化して情勢が不安定化。これまでに国内避難民が約150万、周辺地域の南スーダン難民は50万人生じています。


日本は南スーダン独立直後の2011年11月から司令部要員を、2012年1月から陸上自衛隊の施設部隊等を派遣しており、現在も現地で活躍中です。今は司令部要員として4名、施設部隊として約350名が参加しています。


実は現時点で日本が参加しているPKOは、南スーダンの1件のみ。2015年4月の報道によれば、隣国の中国は9件ものPKOに参加しています。日本もより積極的に国際貢献できるよう、環境整備を進めていく必要があります。




佐藤学校仮入校