7月17日(金)、文部科学部会等合同部会が開催されました。議事は「東京オリンピック」について。文科省を交えながら活発な議論をしました。


注目が集まる新国立競技場の価格については、屋根鉄骨やスタンドの鉄骨など、その特殊な形状が工費増の要因として説明されました。例えば、屋根鉄骨だけで2百億円以上が増えています。しかし、平成24年、デザインを募集した際の予算規模は1,300憶円程度。本来であれば、デザイナーも「1,300億円程度」で建設できるデザインを提示し、採用側も「1,300億円程度」で建設できるデザインを採用するべきところ。審査の過程において、どのようにコストを計算し、見積もっていたのかは今後のために明確にすべきでしょう。


出席議員からは、ロンドンのオリンピックスタジアムなど海外の事例が紹介され、「体育」の延長としてオリンピックを捉えるのではなく「スポーツ・文化・芸術ビジネス」の延長として捉えるべきとの声も聴かれました。実際、海外の大型スタジアムでは国費を全く投じずに建設・運営している場所があります。


ちなみに、本日の会議では東京オリンピックに特化して議論するプロジェクトチームを発足させる方向も確認されました。


2020年、東京オリンピック。今は新国立競技場に関心が集まっていますが、テロ対策など、やるべき課題が他にも山積しています。オリンピックを成功させるために、佐藤も引き続き努力を傾けてまいります。


佐藤学校仮入校