「平和安全法制、自衛隊に権限と名誉と処遇付与の議論も!】
🔵自衛隊員のリスク論
委員会での自衛隊のリスク議論。日本と国際社会の平和・安全を守る為、リスクがあるから自衛隊がやらなくてよいわけではない。守るべきものを守るために自衛隊でしかできないから政府は自衛隊に任務遂行を命ずる。政治は如何にしてリスク減を図るかの議論が重要だ。
PKOでも当初は、上司が部下に射撃命令を下せない(個人の判断のみ)、共にいる派遣隊員のみ防護可能だった。現在も近くにいる日本人や離れた場所にいる部下隊員を守るための武器使用は認められていない。部下を守らない、自国民を守らない軍隊は普通はない。政治は現場に迷わせたり、無理をさせてはいけないはずだ
リスク減には、任務と武器使用権限の乖離を無くし、国際標準に近づけることも大事だ。国内で可能でも国外で禁止では守れないし、迷う。過度の手枷足枷はリスクを高める面もあると思う。
🔵自衛隊員の名誉と処遇
佐藤がイラクに派遣された際に、万が一犠牲者が出たとしても戦死扱いはされないと言われた。理由はイラク特措法に基づく人道復興支援だからとの説明。よって仮に本人や家族が靖国神社に祀ってほしいと願っても厚生労働省から靖国神社に名簿が送られることはない、即ち祀られることはないとの説明だった。これは南スーダンPKOでも同じだ。
また、南スーダンPKOでの殉職隊員の賞恤金は6000万円で、市消防隊員殉職された場合の賞恤金より少ないと言われる。今般、改正法案が成立すれば、新たな任務が加わる他、あまり報道されていないが、国外犯規定が新設される。
新たな任務が増え、かつ国外犯規定が出来るのであれば、一層、政治の責任として、隊員の名誉と処遇を如何に担保するかの議論も大事だと思う。佐藤も現場上がりの議員としても議論に参加する