秋の田の
かりほの庵の
苫をあらみ
我が衣手は
露に濡れつつ

天智天皇御製

「百人一首」一番歌とすぐにお分かりでしょうか。
恥ずかしながら佐藤も不勉強で承知していませんでした。

一昨年の年末に「ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!」を拝読してから、小名木善行さんのファンでしたが、小名木さんご本人がわざわざ佐藤の事務所に御著書を持ってきてくださいました。
生憎、委員会の最中でお会い出来なかったのが残念です。





「ねずさんの 日本の心で読み解く 百人一首」

紹介文からの引用ですが、和歌の神髄は本当に伝えたいことをあえて隠し、相手に「察し」てもらうところにあるとのこと。
和歌を学ぶと相手の心を察する習慣が身につき、おもいやり、おもてなしという日本の美徳になるのです。
まさに、行間を読む能力。これを「教養」というのでしょう。

最近の若者は・・・と言うと、佐藤もそうだと返されてしまいますが、
相手を察する能力を身につけるために、なにを学べばよいのか、
その一つの教材がここにあるようです。
大型連休、教養の時間に充てたいと思います。