昼食懇談会を開催いたしましたところ、予定以上の多くの方々にご参加いただき誠にありがとうございました。今回のテーマが「集団的自衛権」だったからでしょうか。



現場を知る自衛隊出身の国会議員、与党協議会のメンバーの一人としてできるかぎりお話をしていきたいと思います。

今回は、できるだけご参加頂いた皆さんからのご質問にもお答えしようと、質疑応答も30分くらいとらせていただきました。





そもそも、集団的自衛権は「権利はあるが、憲法9条との関係で、行使をしない」という政策的な判断をしていたと整理することができると言えます。






法理として、

1、主権権国家として一切の自衛の措置が認められないわけではない

2、上記その自衛措置は、国の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される場合に限定される





上記法理のあてはめを再整理すると、

3、1972年見解・・・個別的自衛権の必要最小限の武力行使はOKだが、集団的自衛権はダメ

4、上記見解を再整理して2014年見解・・・個別的自衛権に加え、集団的自衛権に基づく必要最小限の武力行使もOKとしたのです。




この憲法解釈の再整理は、国家国民を守るためのものであり、戦争をするためのものではありません。わが国の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される場合に限り、必要最小限で認めると言うことです。




一部のマスコミは「これで日本は戦争に巻き込まれるから自衛官は辞めていく。自衛官の募集ができなくなる。だから徴兵制になる」などといい加減なことを書いています。




私は、自衛隊を舐めるな!と言いたい。


目の前に与えられた任務をいかに遂行するか、それが自衛官。結果を出すために必死でやります。自衛官は辞めない。イラク派遣のとき、部隊では、皆が行くと言うので、誰を行かせて、誰を残すのか、人選が大変でした。これが現場の自衛官です。




明日(7月15日・火曜日)参議院予算委員会がNHKで生中継されます。

佐藤は09:00~10:00の間、集団的自衛権について総理と質疑を交わします。


是非とも、生の国会討論に耳を傾けていただき、集団的自衛権について考えて頂ければ幸いです。












佐藤学校仮入校