⚪️ 特殊武器防護のメッカ、大宮駐屯地創立57周年記念行事

今日は朝から大宮駐屯地に移動し、彩衛会(防衛協会青年部)の総会と大宮駐屯地創立57周年記念行事に参加致しました。



大宮駐屯地には、特殊武器防護(核、化学、生物武器等から如何に防護するか)の教育研究のメッカである化学学校、実際にその任にあたる中央特殊武器防護隊、首都圏防衛に任ずる第32普通科連隊等が所在しています。佐藤自身、化学学校での勤務や教育を受けた経験もあり、思い出多き駐屯地であり、一緒に勤務した仲間もおります。

大宮駐屯地は特殊武器防護の中心であり、地下鉄サリン事件での活躍だけでなく、東日本大震災での第一原発対応も有名で、スペインの皇太子から表彰された部隊も所在する駐屯地です。


また、駐屯地司令の今浦将補は、イラクで第2 vbbv、次群長として指揮を取られ、共に汗を流した先輩です。特別の思いを持って大宮駐屯地に赴きました。




生憎の雨で、式典は体育館の中となりましたが、部隊隊員の士気はお旺盛です。佐藤も来賓挨拶、お祝いと激励の言葉を述べました。

「自衛隊の一番の任務は国の守り、国防であり災害派遣ではありません。国防は最大の福祉と言葉もあります。国防のための最後の砦である隊員皆さん敬意と感謝を申し上げあげます。

ただ、政治家にとって大事なことは、自衛隊に感謝するだけでなく、自衛隊が自衛戦争をしなくても良い国際環境を作るとともに、抑止力及び対処力の観点から、イザという時に自衛隊が動けるよう法律の整備や予算と人員装備を充実させることだと思います。

集団的自衛権が認められないからと言って、ミサイルが日本に着弾するまで、何もしなくても良いのか?自分の家が火事になる前に、隣の家の火事を米軍と連携して消さないと、国民の命が守れない場合もあると思います。

また、PKOにおいても、近くにいる日本人やNGOが攻撃を受けた際、或いは離れた場所にいる部下隊員が、襲われた際、武器使用が認められないからと言って本当に助けなくて良いのか?イラク派遣では、オランダ軍宿営地に部下隊員を連絡幹部として常駐させていましたが、彼は、何かあったら、隊長は何とかしてくれると思っていましたし、私もなんとかするつもりでした。ただ法整備がなければ、自衛隊は1ミリも動けない縛りもある。本来 、政治は現場に無理強いをさせてはいけないし、迷わせてはいけないはずです。政治は、国民の命を守るため、自衛官の命を守るため、法整備と自衛隊の態勢を充実せねばなりません。

安倍政権になり、10数年ぶりに人員と予算を2年連続で増やしました。新たな防衛計画の大綱では、特殊武器防護や首都圏防衛も重視しており、その意味で大宮駐屯地の果たすべき役割は益々、大きくなると考えます。

私は、現場上がりの国会議員の一人として、大宮駐屯地OBとして今後とも現場の声を国政に届けるとともに、多くの国会議員と連携しながら、イザという時に現場の隊員が名誉と誇りを持ってしっかり動ける環境を作るために汗をかいてまいります」

大宮駐屯地が、今後とも学校長の今浦将補を核心とされ、任務に精励される事を祈念いたします。」




また、お祝いも兼ねて、東方音楽隊の演奏や高等工科学校のドリル展示も。レベルが高いですね。





祝賀会も多勢のご来賓の来場を賜り盛会です。大宮駐屯地所在部隊長の紹介も。まさに大宮駐屯地のエンジンの方々です。大きな拍手がありました。

細部は記載できませんが、日本の存立を全うし、国民の命と暮らしを守るために、大宮駐屯地所在部隊の果たすべき役割は益々大きくなることが予想されます。佐藤自身も、政治的にも、汗を書いて参ります。