おはようございます。

昨日は、夜中にパラオを発ち、早朝にグアムに到着。終日かけて、日米の将兵の慰霊碑参拝、知事や米軍司令官、日本総領事等との意見交換、米軍施設等の見学等を行いました。

佐藤にとっては、5年ぶりのグアムでしたが、沖縄からの米海兵隊移転に伴う施設建設等の進捗状況を実視でき、有意義でした。特にアンダーセン基地の海兵隊が主に使うことになる新ゲートもほぼ完成し、また、新ゲートを大型トラックの出入にも用いることにより、正面ゲートの混雑緩和や安全点検にも繋がります。

また、懸案の一つの米海兵隊実弾射撃場については、アンダーセン基地北西部地区での建設で検討が進められていますが、カルボ知事からは、「同建設予定地は、米国連邦所有の土地であり、グアム州としては、一部反対住民はいるが問題ない。後は連邦政府内で漁業資源等の保護する省庁と国防省との間の調整次第」旨の前向きな発言を頂いた。

更に、カルボ知事からは、新グアム協定に関し、「前回よりグアム移駐の米兵の数や作業員の数が減り、またその移転のスピードも年数をかける等緩和されているので、市民生活に及ぼす影響は少なくなり、歓迎する。
沖縄の負担軽減と共に、グアムのインフラ整備等市民生活向上と米軍の皆がメリットがあることが重要。
新グアム協定で、自衛隊がグアムに来て訓練する機会が増えることも歓迎する」旨の発言も。極めてサポータブルな知事で、有意義な意見交換でした。

グアムに駐留する米軍のトップであるペイン海軍少将との意見交換は、地図を用いながら、安保環境認識特に中国海軍の西太平洋進出への対応、グアムの戦略的価値、新グアム協定による日米同盟強化や共同訓練充実等について突っ込んだ意見交換ができました。ペイン少将のホスピタリティに感謝です。

アンダーセン基地での視察・意見交換では、先ずは、東日本大震災時に同基地所属部隊の緊急対処部隊による仙台空港の啓開・運営への感謝の言葉を述べました。佐藤も当時、仙台空港で、米空軍関係者の活動を目の当たりにし、そのスピード感と早期の仙台空港啓開・運用が、どれほど、被災地の被害復旧、民生支援に役立ったか、痛感しました。
また、三沢基地での一部運用が予定されている空軍グローバルホーク、今後アンダーセン基地に配備予定の海軍グローバルホーク、同基地を弾道ミサイルや巡行ミサイルから守るTHHARDミサイル等についても意見交換しました。

更に、清水総領事の計らいで、海兵隊の沖縄からグアム移転作業に従事する日米関係者との意見交換の場を持って頂きました。彼らの協力と踏ん張りも、移転成功の大きな要因になります。

一日という短いグアム滞在でしたが、中身の濃い、日程を組んでいただき、清水総領事以下、関係者の方々に深く感謝致します。ありがとうございました。今後の政治活動に生かして参ります。

また、今回もビーチに行く時間はありませんでした。ただ、ホテルの部屋から海を見るだけでも癒されますね。綺麗です!