⚪️ 自衛隊員への栄典・礼遇、初めて統幕議長経験者に勲一等!


昨日、春の叙勲受章者が発表された。受章された方々に心からお祝いを申し上げます。


防衛省関係受章者の中で、竹河内元統幕議長に勲一等である瑞宝大綬章が贈られたが、統幕議長経験者への勲一等は、初めてのことであり、画期的なことだ。


他国の軍人に比し、自衛隊員への栄典・礼遇が低いことは、これまでも各所で言われてきたが、国に命をかけて奉仕する自衛隊員にとって、一番の拠り所は名誉であり、誇りだ。東日本大震災でも自分を犠牲にしてでも国民の命を守ろうとする自衛隊の姿気持ちに触れた方々も多いと思う。


ただ、統幕長や陸海空自のトップである陸海幕長も認証官ではなく、これまでも叙勲においても勲一等は与えられなかった。一方、在日米軍米軍の各軍種の司令官には、外交儀礼もあり、これまで政府は勲一等を与えてきた。これ一つとってもバランスが悪く、自衛官の地位への偏見や自虐的側面があったのではとの一部指摘もなされてきた。


自民党の防衛計画の大綱見直し提言でも、自衛隊員への栄典・礼遇に言及し、佐藤も本会議で統幕議長の認証官化を含め国に奉仕した自衛隊員の名誉についても総理に直接質問もさせて頂いた。


結果、昨年末に策定された防衛計画の大綱や中期防に初めて自衛隊員への「栄典」が明記され、今般の竹河内元統幕議長へ初めて瑞宝大綬章に繋がった。関係者の並々ならぬ努力と安倍総理のリーダーシップに感謝!


ただ、まだまだ、他省庁と比較しても自衛隊員への叙勲の等級や数にも改善の余地がある。そもそも、自衛隊員と他の国家公務員が一緒の基準というのも、他国の例を見ても疑問が残る。
今後も国会質問や政策決定会議等で改善に向けて汗をかいて参りたい。


春の叙勲で、受章された方々に改めてお祝い申し上げます。



佐藤学校仮入校