北方領土がソ連に不法侵入されて、今年で69年目だ。本日(7日)、平成26年北方領土返還要求全国大会が日比谷公会堂にて開催された。安倍総理、岸田外務大臣(代理)、山本北方対策担当大臣、各党の代表、北方領土返還要求運動連絡協議会幹事団体の代表らが登壇し、70名近い元島民、国会議員、都道府県民会の方々、全国の地方六団体・構成団体の方々が参集した。大会目標は「日本人の領土問題について意識を深め、国民の意識を高める」ことだ。

 第1部では、昭和13年生まれの択捉出身の女性と、国後出身の祖父を持つ23歳の青年が、当時の思い出や四島返還にかける熱い気持ちを語った。世代は違うが、北方領土にかける思いの強さは同じだと感じた。会場も水を打ったように静まり返り同じ思いを共有した。

 12時から第2部がスタート。安倍首相は冒頭日ロ関係の最大の問題である「北方領土問題」について、最終的に解決するために交渉に臨む決意を表明し、日ロ間の平和条約がいまだ結ばれていないことは異常であると言及。問題解決のためには、政府と国民が一丸となることが何よりも大事だと強調した。発言後、冬季オリンピック開会式に出席のため会場を後にしてロシア・ソチに向かった。

 その後、次々と様々な年代・立場の発言者がマイクを握り、各々の立場から素晴らしいアピールをした。

「私たちは、北方四島の返還実現を目指し行動します」

「私たちは、地域・職場・学校・家庭など、あらゆる場で啓発活動を行います」

「私たちは、全国の仲間との連携をさらに含めるとともに、署名活動をより一層推進します」

「私たちは、『北方領土返還・四島交流促進議員連盟』と連携し、返還実現に向け政・官・民のさらなる団結を進めます」

「私たちは、北方四島ビザなし交流など、あらゆる機会を活かし、ロシア国民に北方四島の返還こそがわが国とロシアとの真の友好と信頼関係を築き、ひいては世界の平和に寄与するものであることを強く訴えます」

「私たちは、択捉島の紗那(しゃな)に残存する日本の建物保存に取り組みます」

登壇者も参加者も「早く北方領土返還1周年記念がしたい」という思いは同じだ。国民の領土に関する意識を高め、引き続き安倍政権による対ロ交渉に強く期待したい。(秘書)











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